加工食品に使われている油に注意してみよう

私が書いてきた記事を読んでくださった方は、きっと健康と油についてご興味があっていろいろと調べているのだと思います。先日友人と会って食事をした時に、肥満と油の話になりました。年齢が上がるとどうしても太りやすくなってきます。友人宅では、油は健康のことを考えてオリーブオイルを使っているといってました。

ご家庭の食事は、簡単に煮たり焼いたりするなら家庭にある調味料を使うだけですが、たとえばカレーを作るときはどうでしょう?

カレールーのようなものは、加工食品と呼ばれます。カレーを一から作るには、油、スパイス、玉ねぎ、トマトなどを使ってカレーのベースを作らなければならないですが、カレールーなら、下ごしらえした野菜と肉を煮込んだものに割って入れればカレーができあがります。

カレールーの油

普通は市販のカレールーを買ってきて作るのではないかと思います。私はカレーを作るのが趣味で、うちの冷凍庫にはスパイスがいつも何種類か入っています。しかし、スーパーに行ってカレールーを買ってきて作ることもあります。やはり子供の頃から親しんだ味というのは忘れられないです。たまに学食のカレーを食べたいと思うこともあります。

先日、カレーを作っているときに、カレールーの箱の裏を見ました。こんな風に書かれていました。原材料名は、多い順番に書かれています。

品名:カレールウ
原材料名:小麦粉、食用油脂(パーム油、なたね油)、食塩、砂糖、カレー粉、でん粉、酵母エキス・・・

パーム油となたね油を使う理由を考えてみた

少し知識がついてきたので、「ふーん、何でパーム油が多いのかな?」と考えてしまいました。パーム油は世界で一番生産量の多い油で、2位は大豆油、3位がなたね油です。

パーム油を構成する脂肪酸は、飽和脂肪酸であるパルチミン酸とステアリン酸がほぼ半分を占めます。そのため融点が34℃~40℃と高く、常温では固体です。なたね油は、約70%がオリーブオイルの主成分であるオレイン酸で、多価不飽和脂肪酸である、リノール酸やαリノレン酸は30%以下です。

パーム油は価格が安いことで知られています。そして飽和脂肪酸が多いですから酸化に強く、また常温で固体であること、それと、もともとが飽和脂肪酸なので、トランス脂肪酸があまり含まれていないことをメーカーが考慮しているのかなと思いました。このあたりは、今の時代を反映しているのかもしれません。

常温で固体であることは、カレールウがスーパーの棚に並べられるわけですから結構重要です。

昔は大豆油の方がポピュラーだったような気がしますが、大豆油は、リノール酸が50%くらい占めています。これに水素添加して常温で固体になるように飽和脂肪酸にするとトランス脂肪酸ができてしまいます。なたね油はオレイン酸が多いですから、リノール酸やα-リノレン酸に比べたら酸化にはずっと強いです。

この時買ってきたカレールーは、私が小学生の頃からある銘柄ですが、きっと時代に合わせて中味を変えながら何十年も続いているんだろうなと思いました。

食品メーカーは研究熱心

私は、NHKのサラメシが好きで録画して暇な時に見ています。2015年7月6日放送分では、カレー特集をやっていました。食品会社でレトルトカレー開発に携わる社員の皆さんが出て来て、毎日必ずカレーを食べているといっていました。研究熱心でとても好感が持てました。毎日カレーを食べているのもうらやましかった。

とあるメーカーのサイトを見ると、最近は、カレールーに使う油の量を減らしてカロリーを下げているようです。メーカーもいろいろと考えてカレールーを作っています。

料理に使う油はできるだけ自分で選ぼう

しかし、私はパーム油を買ってきて料理に使うことはこれからもずっとないだろうなと思います。食品メーカーが出してくれるものは、それなりにおいしく、そして何より買いやすい値段がついています。安く提供するには、食品メーカーは、コストをできるだけ低くしなければなりません。安い油を探して使うのは当たり前だと思います。

油のことを調べていると、加工食品に使われている油が気になるようになってきました。缶詰、お菓子などなど本当にいろいろなものに油が入っています。最近、気になるのは、ツナ缶の油で、大豆油、綿実油が入っています。私には必要がない油なので、買うときは水煮タイプを探して買っています。乾物屋さんで聞きましたが、意外と私のようなタイプの人は多いそうです。

買い物をするときには、パッケージをひっくり返して原材料名を見るようにするとよいと思います。いくら油に気をつけた生活をしていても、加工食品からの油は、食べている限り拒否することはできません。

そして、一番大切なのは、できるだけ加工食品を使わずに自分で料理をすることだと思います。自分で料理をすれば、調味料も含めて使う油もすべて自分で管理できます。

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