ごま油について

ごま油について ごま油

ごま油について書いた記事をざっとご紹介します。

ごま油はリノール酸が多い油だが気にしなくてよいのか?

ごま油で気になっていること。それはオメガ6のリノール酸が脂肪酸の40%を占めていることです。

リノール酸をとり過ぎないようにといわれる時代、果たして、ごま油は、よいのか悪いのか?それが一番知りたいところです。

最初に書いておきましょう。

調べるのにしばらく時間がかかりましたが、どうやら、ごま油に含まれているセサミン(サプリメントで名前がよく知られています)が、ごま油に含まれるリノール酸がアラキドン酸に変換されるのを妨害するようなのです。

セサミンはリノール酸がアラキドン酸に変化するのを阻害するを是非、お読み下さい。この話はとても面白いです。

セサミンはリノール酸がアラキドン酸に変化するのを阻害する
ごま油に含まれているセサミンは、リノール酸がアラキドン酸に変化するまでの反応のうち、一番最後、ジホモ-γ-リノレン酸がアラキドン酸に変化するのを阻害します。ごま油はリノール酸が多い油ですが、リノール酸の多さを少し割り引いて考えられると思います。

植物油は、リノール酸の比率が高いものが多いですが、ごま油についてはセサミンが含まれているため、他の植物油に比べると、それほど気にしなくてもよいかもしれません。(どの程度阻害されるのか、さらに調べることができたら、また記事を書きます)

リノール酸はアラキドン酸に変換され、アラキドン酸からプロスタグランジンE2ができます。E2は炎症を促進(ひどくする)ことでよく知られています。E2は炭素の二重結合が2個あるという意味で、アラキドン酸からしかできません。

ちなみに、プロスタグランジンE1は、ジホモ-γ-リノレン酸から、プロスタグランジンE3は、EPA(エイコサペンタエン酸)からできます。このことは、プロスタグランジンE2とE3、E1の違いを構造式から調べたを読んでいただくとよく分かりますよ。

ごま油の脂肪酸組成と製造方法

ごま油には色と香りがついた焙煎ごま油と、無色でほのかにごま風味が残るごまサラダ油があります。ごまサラダ油は白ごま油ともいわれます。

特徴が正反対のごま油ですが、脂肪酸組成はほぼ同じです。

白ごま油は、精製された油です。

ごま油の脂肪酸組成とごま油の作り方を調べたに詳しく書きました。

ごま油の脂肪酸組成とごま油の作り方を調べた
栄養豊富なごまですが、ごま油は脂質100%です。脂肪酸組成は、オメガ6のリノール酸が40%、オレイン酸がやはり40%近くあり、その他はほぼ飽和脂肪酸です。ごま油は、焙煎したごまから油を搾ります。白ごま油は、焙煎しないごまから油を搾って精製したものです。白ごま油うがいにはこちらを使います。

ごま油の酸化しにくい性質

ごま油が酸化しにくい性質はよく知られていますが、焙煎ごま油は60℃の中で保存しても50日間ほぼ酸化せず、白ごま油でも30日間ほぼ酸化しません。

さらに揚げたもの(揚げせんべいのようなものを想定)も、焙煎ごま油なら30日間ほぼ酸化しません。これはすごいですね。

ごま油は酸化しにくく、ごま油で揚げたものも酸化しにくいに詳しく書きました。

ごま油は酸化しにくく、ごま油で揚げたものも酸化しにくい
ごま油はゴマリグナンのおかげで酸化しにくいですが、特に、焙煎ごま油は酸化しにくいです。ご自宅で揚げ物をする時は、体のためにも焙煎ごま油を混ぜるのがよいです。30%混ぜるとよいようです。

なぜ酸化しにくいか?

ごま油が酸化しにくいのはビタミンEが多いからではないか?そんな本を読んだので他のものと比べてみると、大豆油、えごま油よりも少ないのです。

ごま油に含まれるビタミンEは大豆油やえごま油より少ないに詳しく書きました。他のものと比較することは必要だなと思います。

ごま油に含まれるビタミンEは大豆油やえごま油より少ない
ごま油の抗酸化力はビタミンEが多いからだと本で読んだのですが、酸化されやすい油だと知られている大豆油とえごま油と比較してみると、多くない、いや、むしろ少ないことがわかりました。ごまについてこんな本を読みました。...

ごま油の酸化されにくい性質は、もともとごまに含まれているリグナンの一つ、セサモリンによります。

ごま油が酸化しにくい理由とはに書きました。

ごま油が酸化しにくい理由とは
ごま油の酸化されにくい性質は、もともとごまに含まれているリグナンの一つ、セサモリンによります。太白ゴマ油の場合は、セサミノールに変化し、焙煎ゴマ油の場合は、セサモールに変化します。ただ、セサモールは、時間の経過とともに減少するので、セサモー...

ごまに含まれている成分で一番有名なのは、セサミンでしょう。セサミンはビタミンEが体内で分解されるのを妨害し、ビタミンEの体内濃度を上げます。また、セサミン自体は抗酸化力を持ちませんが、解毒酵素で代謝されると強い抗酸化力をもつようになります。

セサミンの効果とはに詳しく書きました。

セサミンの効果とは
ごま油にセサミンは含まれています。セサミンはビタミンEが肝臓細胞の解毒酵素で代謝されてしまうのを阻害し、ビタミンEの体内濃度を上げます。また、セサミン自体には抗酸化作用はありませんが、解毒酵素で代謝されると強い抗酸化力を発揮します。...

そして、セサミンが発見される経緯を調べていると、冒頭に紹介したように、ごま油は、リノール酸とり過ぎの時代でも、あまり気にしないで使えそうだなと思った話を発見しました。

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ごま油

ごま油について

ごま油について書いた記事をざっとご紹介します。 ごま油はリノール酸が多い油だが気にしなくてよいのか? ごま油で気になっていること。それはオメガ6のリノール酸が脂肪酸の40%を占めていることです。 リノール酸をとり過ぎないよ...
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ごま油の脂肪酸組成とごま油の作り方を調べた

栄養豊富なごまですが、ごま油は脂質100%です。脂肪酸組成は、オメガ6のリノール酸が40%、オレイン酸がやはり40%近くあり、その他はほぼ飽和脂肪酸です。ごま油は、焙煎したごまから油を搾ります。白ごま油は、焙煎しないごまから油を搾って精製したものです。白ごま油うがいにはこちらを使います。
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ごま油は酸化しにくく、ごま油で揚げたものも酸化しにくい

ごま油はゴマリグナンのおかげで酸化しにくいですが、特に、焙煎ごま油は酸化しにくいです。ご自宅で揚げ物をする時は、体のためにも焙煎ごま油を混ぜるのがよいです。30%混ぜるとよいようです。
ごま油

ごま油に含まれるビタミンEは大豆油やえごま油より少ない

ごま油の抗酸化力はビタミンEが多いからだと本で読んだのですが、酸化されやすい油だと知られている大豆油とえごま油と比較してみると、多くない、いや、むしろ少ないことがわかりました。 ごまについてこんな本を読みました。 ...
ごま油

ごま油が酸化しにくい理由とは

ごま油の酸化されにくい性質は、もともとごまに含まれているリグナンの一つ、セサモリンによります。太白ゴマ油の場合は、セサミノールに変化し、焙煎ゴマ油の場合は、セサモールに変化します。ただ、セサモールは、時間の経過とともに減少するので、セサモー...
セサミン

セサミンの効果とは

ごま油にセサミンは含まれています。セサミンはビタミンEが肝臓細胞の解毒酵素で代謝されてしまうのを阻害し、ビタミンEの体内濃度を上げます。また、セサミン自体には抗酸化作用はありませんが、解毒酵素で代謝されると強い抗酸化力を発揮します。 ...
ごま油

セサミンはリノール酸がアラキドン酸に変化するのを阻害する

ごま油に含まれているセサミンは、リノール酸がアラキドン酸に変化するまでの反応のうち、一番最後、ジホモ-γ-リノレン酸がアラキドン酸に変化するのを阻害します。 ごま油はリノール酸が多い油ですが、リノール酸の多さを少し割り引いて考えられると思います。
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