2016-02

藻と油

石油をつくる藻類ボトリオコッカスとオーランチオキトリウム

葉緑素を持ち光合成を行う緑藻、ボトリオコッカスはボトリオコッセン(C34H58)を生産し、光合成を行わない従属栄養藻類オーランチオキトリウムの中には、スクアレンC30H50を産生するものがあります。石油は炭化水素の混合物であり、これらの藻を...
短鎖脂肪酸

短鎖脂肪酸はクサイ

食用油のにおいをかいでも臭くありませんが、脂肪酸が短くなるとにおうようになります。ギンナンのにおい、靴下のにおい、汗臭いにおいなど短鎖脂肪酸が原因です。炭素数2から6の短鎖脂肪酸のにおいを調べました。納豆がくさいのは短鎖脂肪酸のせいだ...
脂質の代謝

ブドウ糖がアセチルCoAになるまでに11個の反応がある

ブドウ糖がTCA回路(クエン酸回路)に入る物質アセチルCoAとなるには、11個の反応が必要です。一方、脂肪酸からわずか4個の反応でアセチルCoAができます。脂肪はエネルギー源として優れています。ブドウ糖が分解される解糖系の反応以前、...
脂肪をエネルギーにする

TCA回路-脂肪を燃やす

脂肪酸はβ酸化を受けて、炭素数2のアセチルCoAになりTCA回路に入ります。TCA回路で行われる反応では、ATPはつくられません。補酵素NAD+がNADH+H+になり、FADがFADH2になりそれぞれ水素を受け取ります。また、GDPがGTP...
油の加工

油の融点を変えるエステル交換

エステル交換は、油脂を構成する3本の脂肪酸を入れかえて油の性質を変える技術です。具体的には、融点が変わります。脂肪酸を入れかえる原理は意外と簡単で、触媒の存在下で温度を上げると、脂肪酸がランダムに変わります。また、温度を低くしてエステル...
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