脂質の代謝 ブドウ糖がアセチルCoAになるまでに11個の反応がある ブドウ糖がTCA回路(クエン酸回路)に入る物質アセチルCoAとなるには、11個の反応が必要です。一方、脂肪酸からわずか4個の反応でアセチルCoAができます。脂肪はエネルギー源として優れています。ブドウ糖が分解される解糖系の反応以前、... 2016.02.10 脂質の代謝
脂肪をエネルギーにする アセチルCoAとは酢酸のことか この記事では、アセチルCoAは、酢酸を補酵素Aが運搬していく形であり、アセチルCoAの本質は、酢酸であることについて書きます。私と同じように化学を勉強して来なかった人の中には、アセチルCoAの意味が分からない人がいるのではないかと思って記事... 2017.08.27 脂肪をエネルギーにする
脂肪をエネルギーにする TCA回路-脂肪を燃やす 脂肪酸はβ酸化を受けて、炭素数2のアセチルCoAになりTCA回路に入ります。TCA回路で行われる反応では、ATPはつくられません。補酵素NAD+がNADH+H+になり、FADがFADH2になりそれぞれ水素を受け取ります。また、GDPがGTP... 2016.02.22 脂肪をエネルギーにする
脂肪をエネルギーにする 脂肪からATPをつくる-電子伝達系 電子伝達系では、ミトコンドリアのTCA回路からできた物質(3NADH + 3H+ + FADH2)から電子を取り出し、プロトン(H+)の濃度差をつくって、その濃度差をもとにATP合成酵素が働き、ATPがつくられます。1個のアセチルCoAから... 2016.04.04 脂肪をエネルギーにする
脂肪をエネルギーにする 脳でエネルギーとして使われるケトン体について調べてみた ケトンは化学的に特定な構造をもつ物質の総称ですが、ケトン体は、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸(β-ヒドロキシ酪酸)、アセトンのことを指し、肝臓でアセチルCoAからつくられます。絶食している時など、ブドウ糖が著しく少ない状態でつくられます。... 2016.01.11 脂肪をエネルギーにする
脂質の代謝 脂肪は寝ていても運動していても使われている 体はブドウ糖を燃やしてエネルギーにしているといわれます。そのため、体についた脂肪を燃焼させるには、最初にブドウ糖を消費して糖を枯渇させてから脂肪が燃え始めると思っていたのです。脂肪を燃やすためには、運動を始めてもしばらく時間がかかると思って... 2016.01.18 脂質の代謝
脂肪の合成 脂肪の材料になるのは光合成から作られる糖である 脂肪のもとは糖であり、糖は光合成で植物がつくります。光合成には明反応と暗反応があり、明反応で、光エネルギーをATPとNADPH+H+に変え、暗反応では、それらを使って、二酸化炭素(CO2)から糖をつくります。この記事では、明反応まで説明... 2016.05.29 脂肪の合成
脂肪の合成 炭素を固定するカルビン回路 光合成暗反応 光合成の明反応によって、ATPとNADPH+H+というエネルギーがつくられました。次は光合成の暗反応で、空気中の二酸化炭素(CO2)が固定されます。途中できるグリセルアルデヒド3-リン酸から糖がつくられます。動物の場合は、血液中をグルコ... 2016.05.30 脂肪の合成
脂肪の合成 ブドウ糖を脂肪酸に変える ブドウ糖から脂肪酸をつくる時、アセチルCoAからスタートして、まず炭素数16のパルミチン酸をつくります。もともとアセチルCoAからつくられた、アセチルACPとマロニルACPを加えてできた炭素数4のブチリルACPに、マロニルACPから炭素を2... 2016.05.17 脂肪の合成
脂肪の合成 ブドウ糖を分解する解糖系から脂肪合成に必要なグリセリンを得る グリセリンは、食べた脂肪から再利用されます。もし、足りない場合は、ブドウ糖が分解される解糖系の中でできるジヒドロキシアセトンリン酸をもとに、リン酸がついた「活性化」したグリセロール3-リン酸ができます。グリセリンは食べた脂肪からまず再... 2016.07.14 脂肪の合成