油の加工

ヨウ素価とは何か

ヨウ素価は、油の品質管理のために使われます。炭素の二重結合にヨウ素が結合するので、不飽和脂肪酸をもつ油が酸化が進んでいないか知ることができます。対象となる油100グラムと反応するヨウ素のグラム数で表します。サラダ油ってなんだろう?で...
油の加工

けん化価とは何か

けん化価は、1gの油をけん化するのに必要な水酸化カリウムのmg数のことです。求められた数字から、油の平均分子量を知ることができます。JAS規格では、植物油それぞれのけん化価の範囲が指定されています。その範囲から外れると、混ざりものがあるとわ...
油の加工

油の融点を変えるエステル交換

エステル交換は、油脂を構成する3本の脂肪酸を入れかえて油の性質を変える技術です。具体的には、融点が変わります。脂肪酸を入れかえる原理は意外と簡単で、触媒の存在下で温度を上げると、脂肪酸がランダムに変わります。また、温度を低くしてエステル...
油の加工

油を抽出する溶媒ヘキサンについて

この記事では、大豆油などを抽出するときに使われる溶剤ヘキサンについて、構造や性質について説明し、実際に油を抽出するときの手順と、その後毒性をもつヘキサンをどのように取り除くかを調べて書きました。ヘキサンはメタンやプロパン、ブタンの仲間...
油の加工

極性について

極性についての覚え書きです。油を抽出する溶媒ヘキサンについての補足記事です。
におい

官能基とにおい

ガソリンとかベンジンのにおいがするn-ヘキサンの一番端にある水素が、ヒドロキシ基(OH)になると、芝を刈ったばかりのにおいになり、一番端の炭素がアルデヒドになると、大豆の青臭いにおいになり、カルボキシ基になると汗臭いにおいになります。しかし...
油の加工

油を精製するとき脱酸の工程では石けんを作る

油の精製と聞くだけでイメージが悪い(?)時代、「脱酸」の行程は、石けんをつくると聞くと、さらにイメージが悪くなりますか?でも、詳しく知っていくと、面白くて品質向上に役に立つことが分かります。油を精製する工程では、脱酸という工程があり...
油の加工

油の精製とは魔法なのだろうか?

食品の精製というとあまりよいイメージがありません。砂糖の精製、塩の精製、小麦粉の精製などなど・・・。しかし、そもそも精製とはどんなことを行うのでしょう?品質管理、特に保存性をよくする目的があるように思います。精製とは純度を上げるこ...
脂質と健康

動脈硬化になる仕組み

この記事は、2009年に出版された脳梗塞・心筋梗塞は予知できるを読んで、動脈硬化になる仕組みをまとめました。その後、2018年に同じ著者が脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因動脈硬化は自分で治せるという本を書かれて、動脈硬化になる仕組みの...
脂質と健康

動脈硬化は食べた酸化脂質が原因で進むそうです

動脈硬化は、血液検査でLDLや中性脂肪の値が正常でもかなり進んでいることがあるそうです。しかも、それは食べ物に大きく影響されます。特に、肉や揚げ物をたくさん食べたり、大酒を飲んでいたり、いつも甘い物を食べていると早く進みます。しかし、食生活...
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