リノール酸

リノール酸からもリノレン酸ができる

オメガ3のα-リノレン酸はよく知られていますが、オメガ6にγ-リノレン酸があります。なぜ同じリノレン酸という名称を使うのかなと思って調べると、リノレン酸はリノール酸のできそこない(?)のように「不規則な派生物」だと思われて命名されたよう...
オメガ6

オメガ6の脂肪酸とはω端から6番目の炭素に二重結合がある

オメガ6の脂肪酸は、脂肪酸のカルボキシ基(-COOH)とは反対側の端、オメガ端から6番目の炭素に二重結合がある脂肪酸です。オメガはギリシャ文字で最後の文字です。終わりという意味があります。位置を意味しています。
リノール酸

リノール酸が必須脂肪酸になった歴史

ジョージ・バーは、リノール酸を必須脂肪酸と特定し、「必須脂肪酸」というフレーズを作り出しました。この当時、脂肪は単なるカロリー源でしかないと思われていたのです。しかし、完全に脂肪を抜くと、ラットは鱗屑の皮膚炎を発症しそのまま続けると体重が減...
リノール酸が多い油と食品

オメガ6リノール酸が多い油と食品ランキング

この記事では、食用油に含まれているリノール酸と一般の食品に含まれているリノール酸の量を書き出し、表にして比較してみます。油に興味を持って調べ始めたのが2013年の12月でしたが、その頃に比べてリノール酸のとり過ぎによる害が当たり前にいわ...
リノール酸

リノール酸とオレイン酸を比べてみる

リノール酸とオレイン酸を比べてみました。いま、リノール酸は評判が悪くて、オレイン酸が豊富に入っているオリーブ油を使う人が多いです。炭素数18で、構造に大した違いはないのです。二重結合の数が一つ多いのがリノール酸です。リノール酸とオレイ...
リノール酸が多い油と食品

コーン油の特徴

コーン油はコーンの胚芽を搾った油です。γ-トコフェロールが多く酸化安定性があります。脂肪酸組成は50%以上がリノール酸で、α-リノレン酸はほとんど含まれていません。オメガ6の油です。コーン油は胚芽から搾る食用油脂に詳しく書かれていま...
油と調理

揚げ物をするときはコーン油6ごま油4にすると油が酸化しにくい

コーン油だけで揚げ物をすると、その後日ごとに油は酸化していきますが、コーン油6:ごま油4に配合した油で揚げ物をすると、ごま油だけよりも酸化に強くなります。しかし、コーン油9:ごま油1の配合にすると、コーン油だけより酸化されやすい油になってし...
アラキドン酸

アラキドン酸が多く含まれる食品を調べた

アラキドン酸は炎症の原因になるエイコサノイドの材料だといわれます。日本人はオメガ6脂肪酸のほとんどをリノール酸で摂っています。アラキドン酸が多く含まれる食品を順番に並べてみましたが、オメガ3の脂肪酸と比較するとそれほど多いという感じではないです。
アラキドン酸

リノール酸はアラキドン酸に変換される

リノール酸がアラキドン酸に変換され、さらにドコサペンタエン酸に変換されるまでを順番に説明します。エイコサノイドは炭素数20の脂肪酸からつくられます。炭素数20のアラキドン酸からは炎症を亢進させるエイコサノイドがつくられます。これが、リノール...
プロスタグランジン

プロスタグランジンE2が問題だ

リノール酸を摂りすぎるとよくないといわれる理由は、変換されたアラキドン酸が炎症やアレルギー反応をひどくするプロスタグランジンの材料になるからだといわれます。そのプラスタグランジンは、プロスタグランジンE2(PGE2)が主役のようです。...
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