オメガ6記事一覧

リノール酸

リノール酸とオレイン酸を比べてみる

リノール酸とオレイン酸を比べてみました。いま、リノール酸は評判が悪くて、オレイン酸が豊富に入っているオリーブ油を使う人が多いです。炭素数18で、構造に大した違いはないのです。二重結合の数が一つ多いのがリノール酸です。リノール酸とオレイ...
リノール酸が多い油と食品

コーン油の特徴

コーン油はコーンの胚芽を搾った油です。γ-トコフェロールが多く酸化安定性があります。脂肪酸組成は50%以上がリノール酸で、α-リノレン酸はほとんど含まれていません。オメガ6の油です。コーン油は胚芽から搾る食用油脂に詳しく書かれていま...
アラキドン酸

アラキドン酸が多く含まれる食品を調べた

アラキドン酸は炎症の原因になるエイコサノイドの材料だといわれます。日本人はオメガ6脂肪酸のほとんどをリノール酸で摂っています。アラキドン酸が多く含まれる食品を順番に並べてみましたが、オメガ3の脂肪酸と比較するとそれほど多いという感じではないです。
アラキドン酸

リノール酸はアラキドン酸に変換される

リノール酸がアラキドン酸に変換され、さらにドコサペンタエン酸に変換されるまでを順番に説明します。エイコサノイドは炭素数20の脂肪酸からつくられます。炭素数20のアラキドン酸からは炎症を亢進させるエイコサノイドがつくられます。これが、リノール...
プロスタグランジン

プロスタグランジンE2が問題だ

リノール酸を摂りすぎるとよくないといわれる理由は、変換されたアラキドン酸が炎症やアレルギー反応をひどくするプロスタグランジンの材料になるからだといわれます。そのプラスタグランジンは、プロスタグランジンE2(PGE2)が主役のようです。...
プロスタグランジン

プロスタグランジンE2とE3、E1の違いを構造式から調べた

炎症を促進するというアラキドン酸からできるPGE2。反対に抑制するというEPAからできるPGE3とジホモ-γ-リノレン酸からできるPGE1。どんな違いがあるのか調べてみると、炭素の二重結合の数が違うだけで同じ構造でした。また、プロスタグ...
プロスタグランジン

プロスタグランジンE2が炎症を促進する仕組みとそれを抑制する仕組み

プロスタグランジンE2(PGE2)は、ヒスタミンを放出するマスト細胞のEP3受容体を介して炎症を促進する作用があります。しかし、EPAからできるいくつかの種類のプロスタグランジン(PG)とトロンボキサン(TX)が存在すると、プロスタグランジ...
プロスタグランジン

プロスタグランジンが発見される歴史で疑問に思った2つのこと

プロスタグランジンは、細胞膜のリン脂質にあるアラキドン酸、γ-リノレン酸とEPAから作られます。もともと精液から発見され、その後、脂肪酸が材料になることが分かりました。また、アスピリンが効くのは、プロスタグランジンを作らせないからだと発見されました。
プロスタグランジン

アラキドン酸から炎症に関係があるエイコサノイドができる

アラキドン酸は、プロスタグランジン(PG)とトロンボキサン(TX)になるほか、ロイコトリエン(LT)とリポキシン(LX)という生理活性物質になります。まとめてエイコサノイドと呼ばれます。これらの反応は、小さな滝が連続するcascade(カス...
プロスタグランジン

PGD2は炎症を抑制する

PGD2はアラキドン酸からシクロオキシゲナーゼ(COX)によって作られるプロスタグランジンの1つですが、炎症を亢進するのではなく抑制するものです。癌にも炎症にもアレルギー反応にも関係しています。新しい炎症抑制機構の発見とそれを応用し...
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