脂質記事一覧

脂肪

油についてまず知っておきたいこと

これから油についていろいろなことを書いていきますが、最初に知っておきたいことがいくつかあります。「あぶら」ってどんな漢字を当てますか?「あぶら」は油と書くのが普通ですが、脂と書く場合もあります。ラードはブタの脂(下の画像)だし、牛脂...
油の常識

油の構造を知ろう

油は脂肪と同じものです。油には基本的な構造があります。グリセリンと3本の脂肪酸がエステル結合したものです。脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、炭素の長さで性質も違います。油の性質は、結合する脂肪酸によって決まります。
油の常識

油と脂と脂肪ってどうちがうか分かりますか?

油は常温で液体で、由来が基本的に植物です。一方、脂は由来が動物です。しかし、まとめれば「油脂」と表すことができ、化学で使うなら脂肪ということばを使います。脂肪の構造は化学では決まっています。
脂肪

油の分子式や分子量は求められない

油はグリセリンに3本の脂肪酸がエステル結合したものですが、脂肪酸が何種類もあるため、いろいろな脂肪の混合物となり、油の化学式や分子式、分子量は求められません。
油の常識

油はカロリーが高いが油の種類で違いがある?他の食品ともカロリーを比較してみた

食用油はサラダ油でもごま油でも種類に関係なく1gあたり9kcalあります。お酒の4倍以上、砂糖の2倍以上のカロリーです。ガソリンや灯油と比較すると、ガソリンや灯油の方が2割くらいカロリーが高いですが、それでも、食用油のカロリーは高いです。...
油の常識

食品のカロリーってどうやって測定するのでしょう?

油は火をつければよく燃え、カロリーが高いことが分かりますが、油と違ってカロリーがあまりないもの、例えば野菜などについてどのようにカロリーを測定しているのでしょう。密閉した容器に高圧酸素を入れ、発火させて周囲の水の温度をどのくらい上昇させたの...
油の常識

炭素と水素の数が多いと燃焼熱は大きくなり酸素が入っていると燃焼熱が下がる

有機物を燃焼させるとき、同じ炭素数なら酸素の数が少ないほど燃焼熱は大きくなり、また、炭素数が増えると燃焼熱は大きくなります。メタンとメタノールはどっちが熱量が高いのか?以前、油はカロリーが高いがどのくらい高いのか比較してみたという記...
脂肪をエネルギーにする

脂肪を食べるのは他の生き物が貯蔵していたエネルギーを横取りすること?

太るのは簡単ですが、やせるのは結構大変です。また、脂肪は消化されると、脂肪酸を1本つけたグリセリン、モノグリセリドと2本の脂肪酸に分解されますが、体内ですぐにまたもとの脂肪に戻ります。そして、脂肪はカロリーが一番多く、エネルギー源としては最...
コレステロール

脂肪とコレステロールの違いについて

脂肪とコレステロールは、似たようなものだろうと思っていましたが、構造式を見るとまったく違うものだと分かります。脂肪はからだが使うエネルギーをためておくのが一番の役割です。それに対してコレステロールは、細胞膜、胆汁酸、ステロイドホルモンの材料になります。
コレステロール

細胞膜の単位はリン脂質だけど、コレステロールはその隣に存在する

コレステロールのことを調べていたら、ヒトのような真核細胞生物では、細胞膜にリン脂質と並んでコレステロールが存在していることが分かりました。普段、コレステロールは嫌われ者ですが、とても大切なものだと分かります。細胞膜を構成するリン脂...
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