アーモンドにオメガ3のα-リノレン酸は、100gあたり0.01gしか含まれていません。一方、リノール酸は10g以上含まれています。アーモンドミルクもこのアーモンドの特徴は変わらないと思います。
アーモンドにどのくらいオメガ3脂肪酸が含まれているか
アーモンドは人気があります。私も好きです。一時、1キロずつ買っていました。栄養成分は日本食品標準成分表2015年版(七訂)から調べました。参考のため揚げたもの(フライ)のデータも表に入れてあります。一般的にはフライが一番食べられていると思います。
オメガ3は100gあたり0.01g
アーモンドは100gあたり脂質が50g以上あります。一番多いのはオレイン酸で30g以上あります。次にリノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸と続き、オメガ3のα-リノレン酸は、0.01gしかありません。「ない」といってよいです。
アーモンド/ 乾 |
アーモンド/ フライ味付け |
アーモンド/ いり無塩 |
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エネルギー | 587kcal | 613kcal | 608kcal |
水分 | 4.7g | 1.8g | 1.8g |
たんぱく質 | 19.6g | 21.3g | 20.3g |
脂質 | 51.8g | 55.7g | 54.1g |
炭水化物 | 20.9g | 17.9g | 20.7g |
灰分 | 3g | 3.2g | 3.1g |
食塩相当量 | 0 | 0.3g | 0 |
飽和脂肪酸 | 3.95g | 4.34g | (4.13)g |
一価不飽和脂肪酸 | 33.61g | 34.8g | (35.09)g |
多価不飽和脂肪酸 | 12.12g | 11.72g | (12.65)g |
n-3系多価不飽和脂肪酸 | 0.01g | 0.03g | 0.01g |
n-6系多価不飽和脂肪酸 | 12.11g | 11.69g | 12.64g |
16:0パルミチン酸 | 3200mg | 3500mg | 3300mg |
18:0ステアリン酸 | 670mg | 710mg | 700mg |
18:1計 | 33000mg | 34000mg | 35000mg |
18:2n-6リノール酸 | 12000mg | 12000mg | 13000mg |
18:3n-3αーリノレン酸 | 9mg | 26mg | 10mg |
20:4n-6アラキドン酸 | 0 | 0 | 0 |
20:5n-3イコサペンタエン酸 | 0 | 0 | 0 |
22:6n-3ドコサヘキサエン酸 | 0 | 0 | 0 |
ナッツミルクにはリノール酸が入っていると思う
10年くらい前から、代替乳としてナッツミルクが販売されています。昔は、豆乳しかありませんでしたが、アーモンドミルクもあります。アーモンドもたんぱく質が多く、香りがよくおいしいです。
ただ、おいしくて飲むならよいと思いますが、何か健康上の理由があって飲むなら、アーモンドには、リノール酸がそこそこ入っているということは知っておいた方がよいと思います。
仮に、アーモンドミルク100gに5gの脂質が入っていたら、単純計算でその約1/5、だいたい1gはリノール酸です。
食事からなるべくリノール酸を減らしたいと思う方は、少し注意した方がよいかもしれません。
NOTE
私は福田先生のエドガー・ケイシーの本を読んでから、生アーモンドを毎日何個かずつ食べていました。
最初はカルディで買ったのか忘れてしまいましたが、生アーモンドはお菓子作りの材料が売っている店でないとなかなか買えません。
そのうち、コストパフォーマンスを求めて、アメ横や合羽橋の食材屋さんに行って買うようになりましたが、最後はデパートの地下にある富澤商店に行き着きました。
しかし、いつからかアーモンドがすごく値上がりして、それから生アーモンドを買わなくなりました。ケチなんです。
アーモンドを含めたナッツ類は、一般にリノール酸が多く、オメガ3のα-リノレン酸はほとんど含まれていません。
その他の植物性食品については、農産物の中にどのくらいオメガ3脂肪酸が含まれているかをご覧下さい。