ナッツのオメガ3の脂肪酸はくるみだけ多い

ナッツの中でオメガ3の脂肪酸が多いのは、くるみだけです。他のナッツにはほとんど含まれていません。どれもオメガ6のリノール酸の方が多いです。

ナッツはビールを飲むとき、特に電車の中だととてもおいしく感じます。適当に脂肪分があるので腹持ちもよいです。

ナッツにオメガ3の脂肪酸は含まれているのか

種から油を搾ることはよく行われていますが、いわゆるナッツ(木の実)として食べられるものにオメガ3の脂肪酸がどのくらい含まれているのか調べました。

日本食品標準成分表2015年版(七訂)で調べました。炒ったものフライにしたものなど特に区別していませんが、同じものが出て来た時は、重複がないようにしました。

オメガ3の脂肪酸で区別していませんが、ほぼ、α-リノレン酸のことだと思っていただいてよいです。

オメガ3はくるみだけが多くピーナッツもアーモンドも少ない

表をご覧いただくとおわかりになると思います。くるみだけが100gあたり約9gと多く、2位のペカン以下になると、100gあたり1gを切り、6位のマカデミアナッツ以下になると、100gあたり0.1gを切るようになります。

オメガ3の脂肪酸はナッツには、くるみ以外、ほとんどないといってよいでしょう。

n-3系 多価不飽和脂肪酸 含有量
順位 食品名 成分量
100gあたり
(g)
1 くるみ/いり 8.96
2 ペカン/フライ味付け 0.99
3 ピスタチオ/いり味付け 0.2
4 まつ/いり 0.18
5 らっかせい/いり大粒種 0.1
6 マカダミアナッツ/いり味付け 0.09
7 カシューナッツ/フライ味付け 0.08
8 ヘーゼルナッツ/フライ味付け 0.07
9 ブラジルナッツ/フライ味付け 0.06
10 日本ぐり/ゆで 0.06
11 ぎんなん/生 0.04
12 アーモンド/フライ味付け 0.03

ナッツにはリノール酸の方が多い

くるみはオメガ3が多いのか、それは買ってこようと思った方がいらっしゃるかもしれません。確かに、くるみのオメガ3は9g程度あるのですが、オメガ6のリノール酸は40gあります。リノール酸の方がずっと多いのです。

オメガ3が多い(?)くるみの脂肪酸を調べたらリノール酸が一番多かったに書きました。

オメガ3が多い(?)くるみの脂肪酸を調べたらリノール酸が一番多かった
くるみにオメガ3の脂肪酸が多いと聞いたので、食品分析表で調べてみました。脂肪酸の60%がリノール酸、13%がα-リノレン酸です。オメガ3のα-リノレン酸よりオメガ6のリノール酸の方がはるかに多かったです。くるみの栄養成分と脂肪の脂肪酸...

NOTE

私はアーモンドが好きなのですが、たまにミックスナッツがあると、どれがおいしくて栄養的に一番よいのだろうと思ったりもしました。

しかし、ナッツにはリノール酸が多く、オメガ3のα-リノレン酸はほとんど含まれていないと思っておいてよいことがわかりました。

ナッツはおいしいので、ビールを飲みながらだと100gぐらい食べてしまえます。リノール酸摂り過ぎになってしまいますね。

その他の植物性食品については、農産物の中にどのくらいオメガ3脂肪酸が含まれているかをご覧下さい。

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