油についてまず知っておきたいこと

これから油についていろいろなことを書いていきますが、最初に知っておきたいことがいくつかあります。

油

「あぶら」ってどんな漢字を当てますか?

「あぶら」は油と書くのが普通ですが、脂と書く場合もあります。ラードはブタの脂(下の画像)だし、牛脂と書くヘットもあります。魚の場合は、魚油と書きますが、一方、「あぶらののったさんま」は、「脂の乗った秋刀魚」と書きます。

ラード

そして、よく使うことば、「脂肪」。何となくお腹にたまった脂肪をすぐに思い出すので、固まった脂なのかなと思いますが、違いはわかりますか?

油と脂と脂肪ってどうちがうか分かりますか?にまとめて書いておきました。

油と脂は、由来が植物と動物の違いがあるとか、常温で液体か固体かの違いがあるとか、使い分けをしますが、まとめれば「油脂」と表すことができ、化学...

油も脂も脂肪なのです。

油ってなんだろう?

さて、かなり見た目が違う、油を3つ用意しました。

ごま油 ココナッツオイル オリーブオイル
ゴマ油 ココナッツオイル オリーブオイル

ごま油とオリーブオイルは常温で液体ですが、ココナッツオイルは固まっています。

もちろん、それぞれ、ごま、ココナッツ、オリーブ特有の成分が入っています。色もにおいも味も全然違います。

どのくらい原料由来の成分が入っていると思いますか?

10%?それとも20%くらいでしょうか?

答えは、原料由来の成分はごく微量で、ほとんど100%油なのです。もちろん、原料由来の成分によって香りや色が違っています。

ココナッツオイルが常温で固まっているのは、ココナッツ特有の成分のためでなく、油の性質が原因です。

見た目はずいぶん違いますがみんな油です。油は粘度がありヌルヌルスベスベする。紙に染み込ませて燃やすとよく燃える。それは共通しています。

しかし、常温で液体・固体の違いがある。油って一体、どんな物質なのでしょう?

油の構造を知ろうで詳しく説明しました。

油は脂肪と同じものです。油には基本的な構造があります。グリセリンと3本の脂肪酸がエステル結合したものです。脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、炭素の長さで性質も違います。油の性質は、結合する脂肪酸によって決まります。

油のカロリーについて

油は燃料になるくらいですからカロリーが高いのはよく知られたことです。

しかし、たとえば、ごま油、ココナッツオイル、オリーブオイルなど油の種類によってカロリーは変わるのだろうか?知りたいところです。ええ、もちろん、カロリーが低い油があるなら私は今日からそれを使います。

そして、同じく燃料として使われるアルコールと比べてどちらがカロリーが高いのでしょうか?

また、太る原因になる砂糖。砂糖もカロリーが高いといわれています。比べてみるとどちらが高いのでしょう?

油はカロリーが高いが油の種類で違いがある?他の食品ともカロリーを比較してみたに詳しく書きました。

油はカロリーが高いというのは常識です。どのくらいカロリーがあるのか?また食用油には種類がありますが、それによってカロリーが変わるのかどうか。...

脂肪はエネルギー源の横取りなのか

脂肪は分解されても体内で脂肪にすぐ戻り、エネルギー源として貯蔵されやすい物質なのですが、これは、食物連鎖で小さい生物から次々に脂肪を横取りしているように見えます。

ところで、油(脂肪)を食べると体の中で消化酵素(リパーゼ)で分解されます。

たとえば、揚げ物には油がたくさん含まれています。

油は体の中で消化され、脂肪酸が1本結合したグリセリン、モノグリセリドと脂肪酸2本に分解されますが、腸から吸収されるとすぐにまた油に戻ります。

油はエネルギー源として貯蔵されやすいのです。

たとえば、今日、ラッキーなことにまぐろの大トロを食べることができたとしましょう。私の脇腹に大トロの脂が貯蔵されたとして、その脂のルーツをたどると、まぐろが食べたサイズの小さな魚であり、さらに、その魚が貯蔵していた脂は、それよりもサイズの小さな魚やプランクトンが蓄えていたものです。

それぞれが、せっせと蓄えた脂肪を食物連鎖で上位の生物が横取りしているように見えますね。

脂肪を食べるのは他の生き物が貯蔵していたエネルギーを横取りすること?に書きました。

太るのは簡単ですが、やせるのは結構大変です。また、脂肪は消化されると、脂肪酸を1本つけたグリセリン、モノグリセリドと2本の脂肪酸に分解されま...

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