kuni

脂質と健康

脂肪(油)のとり過ぎは1970年代から問題視されていた

脂肪(油)の摂取量は、1975年頃には現在と同じくらいの量になっていました。今から40年前ですが、肥満、高血圧、糖尿病になると警告されていました。食事全体の脂肪の量を減らした方がよいかもなあと思いました。続まちがい栄養学 (新潮文庫...
脂質と健康

日本人は肉を食べて米を食べなくなった

1965(昭和40)年から2013(平成25)年までの日本人の食生活を調べると、カロリーは変わらない、もしくはわずかに減っていますが、脂肪の摂取量は3倍になっています。その分、炭水化物の摂取量が減っています。つまり、ごはん(米)を食べなくな...
脂質と健康

内臓脂肪の蓄積は皮下脂肪の蓄積よりずっと悪い

内臓脂肪がたまると、脂肪をためる脂肪細胞からアディポサイトカインという生理活性物質がたくさん分泌されるようになります。これは、脂肪細胞が「もう勘弁してくれ」といっているようなものです。インスリンの効きを悪くして、脂肪が細胞にたまらないように...
脂質と健康

脂肪をため込む脂肪細胞は肥満すると増えるよ

脂肪細胞には、脂肪をため込む「白色脂肪細胞」と脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」の2種類があります。白色脂肪細胞は、数が増え、大きさもふくらみ、脂肪を受け入れます。褐色脂肪はミトコンドリアを多く含み、熱を生産しますが、数が少ない。しかし、寒冷...
脂質と健康

脂肪が好きなのは本能なのだろうか?

油は、ほぼ無味無臭なのに食品に加わるとおいしさが増します。また、ストレスがかかると、β-エンドルフィンなどオピオイドペプチドの分泌量が増え、それが高砂糖・高脂肪食を食べることを促し満足感を与えるようになります。ついでに食べすぎます。油...
脂質と健康

脂肪は脳に作用する

脂肪が脳に作用して快楽を感じさせること。そして、糖と脂肪の組み合わせは、さらに快楽を感じさせて魅力が増します。太りたくない人は、この組み合わせにくれぐれも注意してください。というより、すでにおいしいものはこの組み合わせだったりするのですが・・・。
脂質と健康

チョコレートの奇跡を読むと、チョコレートのすごい効果がわかる

高カカオのチョコレートには健康に役立つ驚きの効果がたくさんあります。動脈硬化を予防し、ガンを予防し、ピロリ菌を抑え、花粉症をやわらげ、傷のなおりを早くして、脳に働いて精神を安定させる・・・なんて聞いたら、インチキくさい健康食品みたいですけれ...
脂質と健康

ココアの効果と分離されるココアバターから脂肪の価値について考えてみた

この記事では、ココアの効果(効能?)と、ココアがつくられる工程を調べて、ココアと、そこから分離される脂肪について考えてみたいと思います。ココアとチョコレートの違いココアが好きな人は多いです。ココアはカカオ豆が原料です。チョコレートも...
過酸化脂質

油の酸化

油の酸化は、熱や金属や光によってフリーラジカルや活性酸素ができて、炭素の二重結合に隣接するメチレン基(-CH2-)に酸素(O2)が反応して(OO)というペルオキシラジカルになり、さらに他の不飽和脂肪酸から水素(H)を引き抜いてきて、ヒドロペ...
過酸化脂質

皮膚の常在菌による皮脂の分解とノネナール

加齢臭の原因物質といわれる2-ノネナールは、皮脂が常在菌によって分解されてできるのだと思っていました。ところが直接の原因は、皮脂のスクアレンが紫外線によって過酸化され、それが、オメガ7の一価不飽和脂肪酸であるパルミトレイン酸を過酸化して数段...
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