また、京都のわだまんサイエンスの方から、今度は、【胡麻の伝説】胡麻クランチ 金と黒をいただきました。金ゴマと黒ゴマと、麦芽糖とトレハロースだけでできた、クランチタイプのお菓子です。
前回、いただいたのは、アマニ&セサミ クランチというお菓子でした。その記事も一緒に読んでいただくとよいと思います。
アマゾンでも買えます
胡麻クランチ 金と黒はアマゾンでも買うことができます。
もちろん、京都・ごまの専門店ふかほりの通販サイトでも買うことができます。
内容量:99g
価格(税込):799 円
送料:660円(6480円以上で無料になります)
ゴマと糖だけでできたクランチ
金ゴマと黒ゴマと、麦芽糖とトレハロースだけでできた、クランチタイプのクッキーのようなお菓子です。砂糖と書かなかったのは、砂糖と、このお菓子につかわれている麦芽糖とトレハロースは甘くても性質が別だからです。
食べるとゴマの香りが広がります。ほのかに甘い、サクサクしたお菓子です。ゴマの魅力を感じるお菓子です。大きさはやや小さく、アマニ&セサミ クランチと同じです。年齢層高めの方を想定しているのだと思います。
使われている原材料
原材料はシンプルです。
原材料は、この順番に多いです。
金いりごま
トルコ・エジプト産の金胡麻を使用しています。金ゴマは、前に紹介したアマニ&セサミ クランチにも使用されています。明治16年(1883年)から続く胡麻の和田萬のこだわりの商品なのだそうです。
昭和40年代(1960年代後半~)から金ゴマを取り扱っていると書かれていました。中でもトルコ産の品質が最上だそうです。
麦芽水あめ
麦芽水あめとは、麦芽糖のことです。麦芽糖は、ブドウ糖が2分子でできています。普段使っている砂糖はブドウ糖と果糖でできています。果糖は果物に含まれている糖なのですが、食べすぎてはいけない糖です。このあたり、開発者のこだわりを感じます。
リグナン黒胡麻
リグナン黒胡麻は、ゴマリグナンを豊富に含むミャンマー産の黒ゴマです。セサミンを始めとするゴマリグナンについては、ごまの効能を調べてみたをお読み下さい。
トレハロース
トレハロースは、岡山の林原が初めて量産化に成功した糖です。甘味の質が上品で保湿性に優れている特徴があります。
ショ糖脂肪酸エステルと植物レシチン
ショ糖脂肪酸エステルと植物レシチンは、乳化剤として使われています。胡麻には油が含まれ、一方、糖は水溶性です。油の多い胡麻と水に溶けやすい糖を混ぜ合わせた時に、よく混ざるようにするために必要です。
ちょうど、マヨネーズを作る時に、油とお酢をなじませるために卵黄のレシチンが必要になるのと同じことです。
100gあたりの栄養成分
クランチ1枚分の栄養成分表が出ていました。
熱量 | 17kcal |
たんぱく質 | 0.25g |
脂質 | 0.9g |
炭水化物 | 1.89g |
糖質 | 1.83g |
食物繊維 | 0.06g |
食塩相当量 | 0.0005g |
これをアマニ&セサミ クランチの時と同じように100gあたりの栄養成分表に直してみましょう。その方が違いがわかります。
熱量 | 515kcal |
たんぱく質 | 7.6g |
脂質 | 27.3g |
炭水化物 | 57.3g |
糖質 | 55.5g |
食物繊維 | 1.82g |
食塩相当量 | 0.015g |
アマニ&セサミ クランチと栄養成分はとても似ています。たんぱく質がそこそこあり、脂質も多いです。
大きな違いは、胡麻クランチ 金と黒はゴマだけが原材料なので、オメガ3の脂肪酸はほとんど含まれていません。
糖質は固めるために必要
ところで、糖質が100g中55gを占めます。これはなぜなのか開発者の方に聞くと、ゴマを練り固めるために必要なのだそうです。クランチにするために欠かせないのだとか。
NOTE
私はこういうお菓子を食べると、昔、学生の頃に、テントを担いで徒歩でまわった四国八十八ヶ所を思い出します。時速5キロ未満で歩いていると、昼になってお腹がすいたから食事ができるとは限りません。それで、カロリーメイトを買っておいて昼に食べるようになりました。当時200円だったか。(消費税がまだない時代でした)
最初はこんなもので腹がふくれるのかと思ったのですが、実に腹持ちがよかったのです。それを思い出します。胡麻クランチ金と黒も少しまとめて食べるとわかりますが、腹持ちがよいです。
カロリーメイトと比較すると、胡麻クランチ金と黒は、実にぜいたくなお菓子です。ふと思い出して調べて比較してみると、カロリーも栄養成分の組成も似ていました。
ゴマはお菓子になりますが、タンパク質も脂質も多いので非常食や移動中の補給食に使えます。しかも、酸化されにくい性質があり保存性がよいのです。
今は、私が子供の頃と比べて明らかにゴマを食べなくなっていますが、これからもっと食べられるようになると思います。何しろ、昔の本草書には不老長寿を得るなんて書かれているのですから、今の時代にピッタリです。