オリーブオイルについて書いた記事のまとめ

オリーブオイルが使われてきた歴史が長いこと。日本で販売されているオリーブオイルのエキストラバージンオイルには本物がほとんどない(らしい)こと。また、国産のエキストラバージンオイルを味わった時の衝撃。オリーブオイルに代わるオレイン酸を主成分とする油の探索などについて書いています。

オリーブの木

オリーブオイルについて13本記事を書いています。

オリーブオイルが使われてきた歴史について

オリーブオイルは長く使われてきたことがよく知られています。一体どれくらい昔から使われてきたんだろうと思いました。

少なくとも5000年以上前からオリーブは栽培されていたのだとか。オリーブオイルはいつからどんな用途に使われていたかにまとめました。

オリーブオイルはいつからどんな用途に使われていたか
オリーブは少なくとも5000年前から栽培され、オリーブオイルの製造業は紀元前2000年、つまり、4000年前からあったそうです。オリーブオイルの使用方法は、ランプの燃料以外、今とあまり変わらないです。何年か前に買って来て「積ん読」に...

さらに別な本を読むと、ローマ人が広めたオリーブ油が、一度途絶えたことがあったことを知りました。

オリーブの歴史を読んだという記事に書きました。ちなみにこの本、面白いです。

オリーブの歴史を読んだ
今や健康によい油の代表とされるオリーブ油。オリーブは搾油しやすいのでオリーブ油ははるか昔から使われてきました。しかし、そのオリーブ油が途絶えた時代があったとはご存知ですか?一度でき上がった習慣が、侵入者によって破壊されると途絶えるとは、...

オリーブオイルにはニセモノが多い?

オリーブオイルについて調べ始めると、すぐに、「本物か偽物か」という話が目につくようになりました。それまでそんなことを考えたこともありませんでした。

しかし、いわれてみると確かに同じ「エキストラバージンオイル」でも、価格の差がとても大きい。

まずは、オリーブオイルの製造方法と品質によるクラス分けについて。オリーブオイルから油の搾り方を学び品質を知るをお読み下さい。

オリーブオイルから油の搾り方を学び品質を知る
油を製造するには、「油を搾る」必要があります。油を搾るといえば、イメージとしてはなんといってもまずオリーブオイルが頭に浮かびます。オリーブオイルは、生のオリーブの果肉から果汁を絞って放置しておくだけで自然に果汁の表面に浮かび上がってきま...

そして、ニセモノがなぜ多いのか、解説してくれる本です。

「そのオリーブオイルは偽物です」を読んだ

「そのオリーブオイルは偽物です」を読んだ
普段うちで使っているエキストラバージンオリーブオイルが本物なのかな?と思ったら、まず、「そのオリーブオイルは偽物です」を読んで、本物(高いですが)を一度買って来て、自分の舌で比較して確かめてみましょう。オリーブオイルを使っている人は読...

オリーブオイルは、ほとんど全てに近いくらい輸入品なので、品質を確かめようがありません。

本物のエキストラバージンオイルの味

しかし、本物の味を知ると、比較できるようになります。

香川県の多度津町で栽培され搾られた蒼のダイヤを味わった時、これが本物のエキストラバージンオリーブオイルの味なのかと衝撃を受けました。

蒼のダイヤ。エキストラバージンオリーブオイルとは本来こんな味なのか

蒼のダイヤ。エキストラバージンオリーブオイルとは本来こんな味なのか
国産オリーブ100%のエキストラバージンオリーブオイル、蒼のダイヤを味わって驚きました。エキストラバージンオリーブオイルとは、こんな味だったのか。そして、つくっている会社に興味を持ち、(株)蒼のダイヤについても調べました。蒼のダイヤ...

オリーブオイルに代わるオレイン酸を主成分とする油

いままで買っていたオリーブオイルの品質にやや「?」を持つようになったので、しばらくオリーブオイル以外のオレイン酸が主成分となっている油を探しました。

たとえば、大島の特産、ツバキ油。

ツバキ油はオレイン酸が80%以上あって食用になるに書きましたが、とてもよいものだと思いますが、料理に使うにはあまりに高い。

ツバキ油はオレイン酸が80%以上あって食用になる
ずっと油のことを書いてきているのに、ツバキ油のことをすっかり忘れていました。ツバキ油といえば、女性や力士の髪とセットになっているイメージがあり、食用にするという考えが抜けていました。しかし、油がとれる作物なら食用になるはずです。食...

また、北海道の名寄市でつくられている高オレイン酸タイプのひまわり油。275gで1400円くらいです。これもそこそこ高いです。

ひまわり油で国産、遺伝子組み換えなしで高オレイン酸タイプがあった

ひまわり油で国産、遺伝子組み換えなしで高オレイン酸タイプがあった
この記事では、国産で遺伝子組み換えしていない、オリーブ油よりも高オレイン酸(ハイオレック)のひまわり油について書きます。リノール酸は4%しか含まれていません。北海道の名寄市で作られています。また、なぜオリーブ油よりもオレイン酸が多くなるのか...

そこで、もっと安く毎日使えるものを探しました。メーカー品ならスーパーで買えます。

高オレイン酸のひまわり油と紅花油を探してみた

高オレイン酸のひまわり油と紅花油を探してみた
高オレイン酸(ハイオレイック)なひまわり油と紅花油(サフラワーオイル)について、メーカーと値段を調べてみました。意外と少なかったです。ずっと使っていたオリーブ油がかなり値上がりしていました。オリーブ油はパスタや肉を焼いたり、炒め物、...

オリーブオイルの性質

オリーブオイルは、オレイン酸が主成分で、その他、飽和脂肪酸のパルミチン酸やステアリン酸がそこそこ含まれています。つまり、融点が高い。

そのため、オリーブオイルは冷蔵庫で白く固まってしまうことがあります。しかし、品質について私みたいに勘違いしないようにしてください。

オリーブオイルは冷蔵庫で固まるが、えごま油はサラサラなのを見て思ったこと

オリーブオイルは冷蔵庫で固まるが、えごま油はサラサラなのを見て思ったこと
冷蔵庫に入れておいたオリーブオイルが白く固まるのはよくあることです。庫内温度より融点が高いオレイン酸、パルチミン酸、ステアリン酸が固まります。また、エキストラバージンオイルは搾ったままの油なので不純物が入っているかもしれません。一方、えごま...

また、「からだによい油はオメガ3」というイメージがあり、オリーブオイルにもオメガ3の脂肪酸がたくさん入っているのだろうと思われますが、実際はほとんど入っていません。

オリーブオイルにオメガ3の脂肪酸は入っているか

オリーブオイルにオメガ3の脂肪酸は入っているか
オリーブ油はオメガ9のオレイン酸が主成分の油です。とても人気がありますが、残念ながらオメガ3のα-リノレン酸は、100gあたり0.6gと無視できる程度しか含まれていません。オリーブオイルはとても人気があります。昔と違ってスーパーの棚...

さらに、オリーブオイルとえごま油を1:1で混ぜると、えごま油だけより体によい影響が期待できるかもしれないという話です。

オリーブオイルとえごま油(しそ油)を組み合わせると効果がありそうだ

オリーブ油とえごま油を混ぜると総コレステロールと中性脂肪を下げる効果がありそうだ
オリーブオイルとえごま油を1:1の割合で混ぜて使用すると、えごま油だけよりもオリーブ油を混ぜた油を使った方が、T−ch(総コレステロール)値やTG(中性脂肪)値が低くなる効果が期待できるかもしれないという論文がありました。

その他に、カルディで買っていたオリーブオイルについて、ラニエリオリーブオイルがやっぱりうまいなを書いています。

ちなみに、香川産のエキストラバージンオリーブオイル、蒼のダイヤを一度味わって衝撃を受けてから、オリーブオイルは買わなくなりました…。今は、太白ごま油を使っています。

他の油については、油の種類で紹介した記事まとめをお読み下さい。

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