ちくわ、かまぼこ、はんぺんのオメガ3脂肪酸

ちくわ、かまぼこ、はんぺんは、白身魚をミンチにして水を絞り調味料を加えたすり身が原料です。白身魚は、たんぱく質が多く脂質がかなり少なく低カロリーです。オメガ3の脂肪酸は少ないです。

ちくわ

脂質は少なくたんぱく質が多い

練り物のかまぼことちくわとはんぺんを見比べると、脂質が少なく、たんぱく質が多いのが特徴です。そのため、カロリーは低いです。

オメガ3脂肪酸は0.1~0.5g程度

もともと脂質が少ないので魚を原料とした練り物とはいっても、オメガ3の脂肪酸は少ないです。0.1~0.5g程度です。

余談ですが、保存食としてのタンパク源としてはかなりよいものですね。

表のデータは、日本食品標準成分表2015年版(七訂)から調べたものです。

食品100gあたりの栄養成分
かに風味
かまぼこ
昆布巻き
かまぼこ
す巻き
かまぼこ
蒸し
かまぼこ
焼き抜き
かまぼこ
焼き竹輪 はんぺん 黒はんぺ
エネルギー 90kcal 84kcal 90kcal 95kcal 103kcal 121kcal 94kcal 125kcal
水分 75.6g 76.4g 75.8g 74.4g 72.8g 69.9g 75.7g 70.4g
たんぱく質 12.1g 8.9g 12g 12g 16.2g 12.2g 9.9g 11.2g
脂質 0.5g 0.5g 0.8g 0.9g 1g 2g 1g 2.9g
炭水化物 9.2g 11g 8.7g 9.7g 7.4g 13.5g 11.4g 13.7g
灰分 2.6g 3.2g 2.7g 3g 2.6g 2.4g 2g 1.9g
食塩相当量 2.2g 2.4g 2.2g 2.5g 2.4g 2.1g 1.5g 1.4g
脂肪酸総量 0.36g 0.3g 0.62g 0.46g 0.76g 1.66g 0.82g 2g
飽和脂肪酸 0.11g 0.2g 0.25g 0.13g 0.38g 0.48g 0.18g 0.68g
一価不飽和脂肪酸 0.1g 0.04g 0.12g 0.09g 0.18g 0.46g 0.19g 0.69g
多価不飽和脂肪酸 0.16g 0.06g 0.25g 0.23g 0.2g 0.72g 0.44g 0.52g
n-3系多価不飽和脂肪酸 0.11g 0.05g 0.11g 0.21g 0.16g 0.2g 0.08g 0.41g
n-6系多価不飽和脂肪酸 0.05g 0.01g 0.14g 0.01g 0.03g 0.52g 0.36g 0.08g
16:0パルミチン酸 62mg 90mg 120mg 90mg 200mg 250mg 100mg 410mg
18:0ステアリン酸 26mg 90mg 120mg 32mg 140mg 140mg 61mg 110mg
18:1計 75mg 26mg 100mg 56mg 100mg 400mg 180mg 320mg
18:2n-6リノール酸 36mg 7mg 130mg 7mg 9mg 500mg 360mg 45mg
18:3n-3αーリノレン酸 6mg 1mg 14mg 1mg 2mg 43mg 42mg 22mg
20:4n-6アラキドン酸 6mg 6mg 5mg 5mg 17mg 11mg 3mg 18mg
20:5n-3イコサペンタエン酸 33mg 16mg 31mg 75mg 39mg 54mg 10mg 150mg
22:6n-3ドコサヘキサエン酸 63mg 23mg 61mg 130mg 110mg 87mg 24mg 160mg

どのようにつくるのか?

竹徳かまぼこ株式会社のサイトに釣った魚でカマボコ作り!というページがあり、作り方が説明されていました。

釣った魚でカマボコ作り! | 竹徳かまぼこ株式会社
普段食べている魚は海からの贈り物 釣り好きも魚好きも、刺身や焼き魚・煮魚にして召し上がる事が多いと思いますが、大漁の日は「かまぼこ」にしてみませんか? 自分で釣った魚で「かまぼこ」を作り、食べること旨し! 是非チャレンジしてください。 まずは、原料となる魚をGET! 実は「かまぼこ」になる魚の種類は多く、白身魚のほとん...

白身の魚が原料

実は「かまぼこ」になる魚の種類は多く、白身魚のほとんどができますが、魚種によって温度や製造方法が違います。
鯛、スズキ、ヒラメ、キス、イシモチなど様々な白身魚は更がオススメ!

では、早速これら白身魚の栄養成分を調べてみます。日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用します。かまぼこは、買いやすい値段で売られているので、できるだけ養殖魚を選びました。

白身魚の栄養成分

たんぱく質が多く、脂質が少なく、炭水化物はほぼゼロの低カロリーです。ぐちはイシモチのことです。こういう魚が原料になれば、かまぼこが同じように脂質が少なくなるのは当たり前です。

食品成分 きす/
ぐち/
すずき/
まだい
/養殖/
皮つき生
ひらめ
/養殖/
皮つき生
エネルギー 80kcal 83kcal 123kcal 177kcal 126kcal
水分 80.8g 80.1g 74.8g 68.5g 73.7g
たんぱく質 18.5g 18g 19.8g 20.9g 21.6g
脂質 0.2g 0.8g 4.2g 9.4g 3.7g
炭水化物 0 Tr Tr 0.1 Tr
灰分 1.2g 1.1g 1.2g 1.3g 1.3g
食塩相当量 0.3g 0.2g 0.2g 0.1g 0.1g
脂肪酸総量 0.12g 0.55g 3.32g 7.42g 2.92g
飽和脂肪酸 0.04g 0.18g 1.04g 2.26g 0.8g
一価不飽和脂肪酸 0.02g 0.17g 1.2g 2.72g 0.95g
多価不飽和脂肪酸 0.06g 0.2g 1.08g 2.44g 1.17g
n-3系多価不飽和脂肪酸 0.05g 0.17g 0.87g 1.78g 0.89g
n-6系多価不飽和脂肪酸 0.01g 0.03g 0.13g 0.54g 0.25g

ミンチにして水を絞り調味料で味つけしてすり身に

これら魚から身だけを取り分けミンチにして、その後、水を絞り出し、調味料(塩、砂糖、みりん、酒)を加えて、すり身ができあがります。

蒸す、揚げる、茹でる

形を整え、板に付けて蒸せば「板かまぼこ」、油で揚げればさつま揚げなどの「揚げ蒲鉾」、茹でればはんぺんなどの「茹でかまぼこ」、焼けば笹かまぼこなどの「焼きかまぼこ」になるそうです。

はんぺんは、茹でればよいのです。

黒はんぺんは原料が青魚

ちなみに、黒はんぺんは静岡県の郷土食です。原料が鯖や鰺、鰯など青魚なので、栄養成分を見ると、他のものと違っています。出典:黒はんぺん

黒はんぺんはこんな色をしています。

ちくわは焼く

紀文のサイトにある【練りもの】教室 基礎:練りものができるまでを見ると、ちくわは、すり身を棒に巻いて焼いてできあがりです。

基礎:練りものができるまで 【練りもの】教室 紀文アカデミー 紀文食品
紀文は、おでん・練りもの・鍋料理・お正月の分野などで「知りたい」「学びたい」に少しでもお手伝いできればと願っています。

NOTE

飲み屋さん(蕎麦屋さん?)でかまぼこを頼むと、よくわさび漬けが一緒にでてきます。わさびの辛さと酒粕の旨味がちょうどよいのです。日本酒に合います。板わさですか。

ある時、家にもらい物のかまぼこがあったのですが、わさび漬けがない。それでわさび醤油で食べてみたら、わさびの辛さが勝ってあんまりうまくない。

刺身は、脂が多くてわさびが舌にちょうどよいのですが、脂肪が少ないかまぼこでは、わさびの辛さとバランスを取るために酒粕の旨味を足すとちょうどよいのだなと思ったことがあります。

その他の水産物とオメガ3については、水産物の中のオメガ3をお読み下さい。

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